身体拘束は、患者の行動の自由を制限し、患者の尊厳を損なう行為です。
当院では、身体拘束を安易に正当化することなく、職員一人ひとりが身体拘束に伴う身体的・精神的弊害を理解し、身体拘束最小化に向けた意識を持ち、患者の尊厳と主体性、自律性を尊重して、身体拘束に頼らない医療、看護、介護の提供に努めます。
院長、看護部長を中心に組織一丸となって、次のとおり身体拘束最小化に向けた取り組みを強力に推進します。また、こうした取り組みを行う職員を支援します。
~ 身体拘束最小化のための取り組み ~
- 身体拘束は、原則として行いません。
身体拘束を行う場面を極めて限定的にします。そのために、緊急やむを得ない状況であっても安易に身体拘束を行うのではなく、それに代わる方法がないか十分に検討するとともに、身体拘束を行った際は常に早期の解除を模索します
- 身体拘束を必要としないケアを実現します。
身体拘束を誘発する原因を探り除去します。徘徊や点滴の抜去など身体拘束をやむを得ず行う事例の背景にはその人なりの理由や原因があり、療養環境やケアする側の関わり方に課題があることもあり得ます。こうした要因を徹底的に探り、除去することで身体拘束を行う必要がなくなります。
身体拘束を安易に行うのではなく、その原因を探っていくことを最優先にします。
- 「本人中心」という院内共通の意識を醸成します。
身体拘束は患者の安全を確保する手段と見なされがちですが、一方で、患者に心身の負担を与え、筋力や認知機能の低下等の弊害を招くおそれがあります。このため、全職員が「本人中心」という意識を共有し、組織全体として身体拘束最小化に取り組みます。